当院の漢方治療について

当院は漢方専門医による3年カリキュラム、試験をクリアーした『和漢薬セラピスト』が常駐しております。当院では様々な症状に対応してベストな漢方をお勧めさせていただきます。お気軽にご相談下さい。

 


 不妊症に対する漢方治療について

漢方は体の中にある『気・血・水』のバランスを調節し様々な症状を改善します。
例えば、不妊症に対しての漢方では、赤ちゃんを授かるためにはまず、『気・血・水』の中の『血』が不足していると妊娠しにくいと東洋医学では言われています。
当院では、不足している『血』を補う様な漢方や、瘀血 (おけつ)を取り除く漢方を服用していただくことにより、妊娠しやすい体作りをお手伝いしていきます。
個人差はありますが、飲み始めて2か月で妊娠に至った方も多くおられます。その方たちは皆3年、5年となかなか妊娠に至らなかった患者様達で、体外受精や薬物治療をすでに行わてれいる患者様達でした。

不妊症には原因があり、例えば携帯やパソコンの画面を見すぎて『血』を消耗したり、ストレスで『気・血・水』の流れが停滞したりすると瘀血(おけつ)が出来ます。これを取り除くことでスムーズに氣血が体の中に巡り、体に妊娠環境が整い、何年たっても妊娠出来なかった体から命を宿す事が出来る体へと徐々に変化していきます。

治療例1)
夫40歳 妻34歳共働き。不妊期間5年 2回不妊で体外受精をしており、金額が高額で治療費がきついと治療を断念。当院に来院し、漢方を開始。夫も精子が600万と少なく、夫婦で漢方を開始。漢方を飲み始めて1カ月で体の変化に気づく。妻 なんだかストレスが減り、気持ちが楽になり 気分も前向きになる。夫 特に変化はいが、体が温かく感じる。4か月後、生理が来ないと思い病院を受診。妊娠していると診断される。

治療例2)
妻27歳 結婚2年目 なかなか妊娠しないと来院。聞くと仕事のストレスがきつく、夜なかなか寝れない。
妊娠するか不安。何度も目が覚める。便秘と頭痛が悩み。この患者さんにあった漢方を配置薬として自宅に置く。その日から4週間漢方を服用。2か月目に来院され、妊娠していたと報告を受ける。双子だったそうです。 不妊症以外にも漢方は効果を発揮します。

 


 アトピー性皮膚炎に漢方

漢方は他にも様々な辛い症状を改善してくれます。
当院では、薬物治療やマッサージ、鍼灸では改善が難しい症例に対して漢方を使い、様々な苦痛を改善するお手伝いを行っていきます。
例えばアトピー性皮膚炎の場合、ステロイド剤を使って一端は症状が治まってもなかなか改善が困難な症状に対して、当院ではその患者さん一人一人に合った漢方を見つけて治療を行っていきます。漢方服用中は、一時はその漢方が合っていても、季節や環境が変化すると症状が出てきます。また、ストレスが多くても症状は出やすくなります。ですので同じ漢方を出して効かない事も出てきますが、患者さん一人一人の変化に対応しながら、状態にあわせて漢方を変えていきますのでご安心ください。

 


うつ病に漢方

『うつ』と一言でいっても、その症状はさまざま。自分でもそれが『うつ病』なのか『うつ症状』なのかもわかりにくいものです。
『産後のうつ』や『介護疲れに伴ううつ』で自分を追い詰める方もおられます。この様な時には漢方が効果的です。

学会発表では、このような症状の方に『抑肝散』や『釣藤散』などを用いた結果、有効であったとの事例も報告されました。西洋医学では、この様な精神症状を改善するため、医師から向精神薬、抗うつ薬などを処方されることがあるかと思いますが、その様な時こそ漢方が必要だと考えます。
当院では、西洋薬で変化が薄い方に漢方をお勧めいたしております。漢方は心を落ち着かせ、イライラしたり、憂鬱になっている症状を改善していきます。是非一度ご相談ください。

 


 なかなか寝付けない不眠に漢方

神経が興奮して寝れない時、漠然とした不安や明日の事、仕事での嫌な出来事があると不安になって寝れなくなる事などを、 一度は経験した事ありませんか?
1日や2日なら我慢出来るでしょう。しかし、毎日となると大変です。
この様な漠然とした不安やイライラした状態を東洋医学では『気逆(きぎゃく)』といい、寝る前にあれこれ考えることで血を頭に上らせてしまい、頭が興奮したまま(交感神経優位)になっていることが原因で不眠となってしまいます。

これらをリラックスさせ質の良い睡眠をとらないと、寝たのに疲れが取れていない状態となり、体は疲れて仕事どころではありません。
こんな時は、精神を落ち着かせる効果のある漢方がお勧めです。『酸棗仁湯』や『柴胡桂枝乾姜湯』など他。
しかし、これではイライラが治まらない方もおられます。その場合は、その方の体の状態に合わせて漢方を合わせていきます。きっと質の良い眠りが訪れるでしょう。

妊娠を希望されている方は注意!!)
西洋薬の入眠導入剤や向精神薬などを使って寝ておられる方も多くおられますが、赤ちゃんをほしい人にとってはこれらのお薬は不妊症の原因となる恐れが指摘されています。他にも沢山の薬物により不妊症への危険性が指摘されている中、知らずにそのお薬をのんでいる方もおられます。
医師はその時々の症状に合わせてお薬を処方してくれます。しかし、不妊の原因になるお薬だとはご存じない医師もおられます。学会等に参加されている産婦人科の先生なら当然ご存じだと思います。

 


 やらないといけないのにやる気が出ない時に漢方

こんな時はないでしょうか?
これは体の中にある『気』が作られていない、または、消耗しきった状態『氣虚(きぎゃく)』といい、物を考える、体を動かすエネルギーが空っぽになっている状態 もしくはそのエネルギーが作られていない為に起こります。いわゆるガス欠ですね。どんなにいい車でもガソリンがないとピクリとも動かないのと同じです。
原因は人により様々ですが、例えば、 気が進まないことを推し進めると、氣が消耗されてしまい思考が停止してしまいます。「ぼーーーーーっ」とした状態です。
こんな時にも漢方は効果的です。漢方を飲むことにより、『氣』が空っぽになった状態から少しずつ『氣』が増えていくと、だんだんとやる気も出て元気になっていきます。是非ご相談ください。

 


 食欲不振には様々な原因が考えられる

胃腸症状には、
 胃腸が弱って食べられない
 胃腸の冷えや心窩部(みぞうち)が冷え食べ物がつかえる
 少し食べただけで胃が張ったり胃腸付近をたたくとポンポンとボールを叩いた時のような音がする
 食べられるが食べた後に胃がもたれる等
のさまざまな症状があり、 同じ胃腸障害でも症状によって漢方の使い方はまったく違います。
こんな時にも漢方はよく効きます。

当院では、患者様一人一人のその時の状態に最も合った効果的な漢方を見つけていきます。
その症状にあった漢方を見立てる事で食欲は改善し、よく食べられるようになるでしょう。また疾患が無く胃腸症状がある方は、漢方により胃腸が温められ、動きにくかった胃腸が働くようになり食欲が出てきます。お気軽にご相談ください。

 


 風邪に効くの漢方は葛根湯だけではありません

風邪の諸症状
 体力の有り無し
 胃腸が弱い
 胃腸が強い
 汗をかく、かかない
 のどが渇く、乾かない
 熱がある、ない
によっても漢方は全て違います。

葛根湯は、体力があり、がっちりしていて汗をかいていない人向けです。
仮に、体力のあまりない人や汗をかいている人、胃腸が弱いなどの症状があれば、葛根湯は強すぎる漢方なのです。
弱っている人向けには、もっとソフトに効く漢方があります。
広告や宣伝などで、『風邪のひき初めには葛根湯!!』といわれていますが、実は一概には言えません。
胃腸が弱い人が葛根湯を飲めば、胃はもたれてきます。当院では、症状に合った漢方をお勧めします。

 


 長引く風邪症候群

長引く風邪の症状で、
 午後から夕方にかけて微熱が出る
 食欲がない
 口が粘る
 味が苦いなど

こういった場合には、『葛根湯』の様な急性期に使うような漢方ではなかなか症状は良くなりません。
長引く風邪症候群の場合熱は引いたがなかなか咳が止まらない等、亜急性期で明らかな寒気がないと言う事も特徴です。 体の熱が体内に内向し、なかなか体表に出てこなくなるために咳が長引いてしまいます。こういった症状には『柴胡剤』が良く効きます。その他にも『咳を止める漢方』がありますので、症状に合わせて適宜合わせていきます。この場合、『今の熱が体のどこにあるのか』を見分けることがポイントなのです。こんな方は是非ご相談ください。

 


 頭痛に漢方

頭痛の原因は千差万別で、患者さんは「脳がどうにかなったのではないか?」と思われることもありますが、大半は検査をしても問題なしといわれることがよくあります。この様な機能的な慢性頭痛を『一時性頭痛』といい、『偏頭痛』、『緊張型頭痛』、『群発頭痛』と、他にも『三叉神経・自律神経性頭痛』といったものもあります。
多くの方が『偏頭痛』か『緊張型頭痛』に悩まされておられますが、こういった症状に効果的な約3種類の漢方があります。

頭痛には、
 筋緊張があり頭痛が起こるタイプ
 胃腸が冷えているタイプ
 水分が胃腸に停滞して、その水分が頭痛を起こしてしまうタイプ等

あまり水分で頭が痛くなるとは思われる方は少ないでしょう。病院に行っても頭痛薬、筋緊張をとる薬などを処方されるでしょう。それでましになれば良いですが、なかなか治らないのが『偏頭痛』なのです。中には脳の興奮を鎮めてしまう強力なお薬もありますが、また頭痛が出てきてしまうので再び病院に行くことになります。その原因は『冷え』なのに・・・。

東洋医学の良い所は、その時の症状に合わせてお薬が変わる所です。症状に合わないのに、ずっと同じ漢方は使いません。
学会では様々な頭痛を治療しておられる先生の発表がありますが、何を使っても効果がない患者さんの頭痛には、色々漢方を組み合わせて頭痛を止めていきます。是非、頭痛でお悩みの方はご相談ください。

 


台風や雨が降る前日に痛くなる頭痛・膝痛・関節痛には原因がある

こういった症状をお持ちな方は多いのではないでしょうか?
ズバリ!! 答えは『気圧』と『水分』なんです。
「台風の前に膝が痛くなるんです」
「頭が痛くなるんです」
「関節が痛くなるんです」と言って、いらっしゃる患者さんが沢山おられます。このような患者さんが病院を受診されると、病院では『変形性膝関節症』、『関節リウマチ』などと個々に診断されることでしょう。注射、湿布、塗り薬、いずれも効きますが、長くは使えなかったり、湿布で皮膚がかぶれたり、中には重篤な副作用が生じる症例もあります。この様に、様々な副作用がお薬には存在します。

漢方は西洋薬よりも飲む種類が少ない為、副作用を少なくすることができ、なおかつ症状を緩和出来るという素晴らしい特徴を持っています。
例えば、関節が痛む場合の漢方では、体の水分を調節し体を温めることで、関節の痛みをコントロールしていくことができます。同時に痛みを緩和するには、運動、靴の中敷きなどを使い体のバランスを整え痛くない位置で歩くこと等も重要です。是非ご相談ください。

 


慢性便秘

便秘の原因は多岐にわたります。
 器質性便秘:
腸管や他の腹部臓器の器質性質感に基づく腸内容物の機能障害により起こる。(大腸がん・腸管癒着など)
 機能性便秘:
急性精神的要因や生活環境の変化による一過性の便秘
慢性けいれん性便秘:下行~S状結腸のけいれん性の収縮によって便の通過が障害される。便は小さく兎糞状になる。
慢性弛緩性便秘:腸管の運動や蠕動運動(ぜんどうんどう)が低下し、便の内容の輸送が遅れによつて起こる。機能性便秘の中では最も多く、高齢者や、長期にわたりベットの上で寝ている人に多い。
慢性直腸性便秘:(排便困難症)排便反射が減弱し直腸内に便があっても便意を感じなくなっているた為に起こる。排便を我慢したり、浣腸を何度も行っている人に起こる。

治療)生活習慣、食事指導を行っても改善しない場合には漢方を使います。
食事指導)
弛緩性便秘 ― 内容量を増加させ大腸を刺激し、蠕動運動を促進する食物繊維の摂取をすすめる。
けいれん性便秘 ― 消化の良い低残渣食が有効。

 

便秘の症状によっても漢方の種類は異なります。例えば・・・

 お腹が張って痛む・腹部の筋肉が緊張する・便通異常(便意や臭いの強い下痢)・兎糞状の便

 便秘をすると胃腸が冷える・足が冷たい・高齢者・脳血管障害後後遺症・糖尿病・高血圧・動脈硬化を伴う便秘

 便秘になってもほとんど自覚症状がない・長期間便秘が続くと食後の胃のつかえ、嘔吐、食欲低下が起こる

 

この様な症状の場合、病院では酸化マグネシウム、プルゼニド他、などが処方されます。
それでも排便の状態にご不満の場合は一度ご相談ください。

 


めまい

めまいには
頭痛を伴うもの
難聴耳鳴りを伴うもの
頭の位置によってめまいが変わるもの等があります。
重篤な場合
小脳出血、くも膜下出血、内頸静脈血栓症、脳幹梗塞、悪性持続性頭位めまい症、三叉神経領域がしびれる、唇やその周りがしびれるようなめまいなどの症状を伴い、これらは大変危険な状態ですので、すぐに病院で検査をすすめます。 問題がなければ漢方での治療はとても有効です。

その他にも様々な症状が存在します
 たちくらみ(起立性低血圧)
 頭に帽子をかぶっているような締め付け
 動悸、冷え性
 ふらっとあるいてしまう
 雲の上を歩いているような感じがする
 まっすぐ歩いているつもりでも端に寄って行ってしまう
 めのまえがすっと移動してしまうように見える
 日ごろからめまいがあり、頭痛、嘔吐、だるさがある
 食後にだるさや眠気が襲う等

東洋医学では様々な症状に対し確認をし、漢方を決めていきます。
上記の症状だけでも4種類の漢方を鑑別します。
原因は、気逆(きぎゃく)や水毒(すいどく)、食事、ストレス、飲み物などが考えられます。
例えば、夏場暑いからと言って、冷蔵庫でキンキンに冷えた麦茶や冷えたジョッキでビールをぐいぐい飲んでいると、血症状は悪化しやすくなります。また、必要以上に冷房にあたってもめまいは起こりやすくなります。原因は冷えであることが多いのです。こんな時は、体を温めていく漢方をよく使います。漢方が合えば症状は軽減していきます。是非ご相談ください。


 月経困難症

月経困難症とは月経時に下腹痛、腹痛など骨盤を中心とした耐え難い疼痛を主体とするものです。

症状) 腰痛、嘔気、嘔吐、胃痛、乳房痛、便秘、下痢、めまい、精神不穏食欲減退などの症状が出現

漢方では以下のような症状を判別し、状態にあった漢方を使うことにようり激しい症状を軽減していきます。
 月経時お腹や腰がキューっと痛む腹直筋の緊張がある
 月経時下腹部が張って痛む
 下腹部の腹直筋が緊張している
 手足が冷えやすい
 むくみやすい
 水様帯下
 みぞ内に水の音が鳴るといったような症状

お風呂に入ったら症状が緩和するようであれば冷えが体に隠れています。冷たいものを食べると症状が悪化する場合も冷えがあります。痛みを止める漢方や下腹部を温めたりして体をケアしていきます。
一般的には痛み止めを使って症状を緩和したり、病院では非ステロイド性抗炎症薬、ピル、排卵抑制剤、精神安定剤、GnRH誘導体などを使い治療されることが多いでしょう。このように痛みに対して鎮痛剤を常用していると、胃腸障害が起こりやすくなることがありますが、漢方はかえって胃腸の働きを整えてくれたり、冷え性やしもやけが治ったり、肌がきれいになったりといった、うれしいおまけがつくことがしばしばあります。是非ご相談ください。

 


冷えに漢方

 

「冷えを何とかしてください!!」と、病院に行っても西洋医学では確率した治療はありません。
西洋医学的には冷えに対するアプローチは無いというのが実情です。
煙草を吸う方なら、閉塞性動脈硬化症などが考えられ、下肢を数分上げてもらい足の色の変化を確かめます。
『しびれているか、運動障害はないか、色は正常か、温痛覚の障害はないか、足の温度の左右差や、知覚の左右差を見る。』これにより『腰椎からの病変があるか、又は動脈硬化症』などを疑っていきます。

漢方では、

 全身の冷え
 倦怠感が強い
 下半身のみ冷えが強い
 手先足先のみが強い
 しもやけ
 冷えのぼせはあるか
などを聞き、症状に合った漢方を合わせていきます。

冷えを改善する事は体にとても重要です。冷えが強いと妊娠しづらくなったり、頭痛、腰痛、神経痛等が起こりやすくなったりするので何もいいことはありません。冷えは万病の元なのです。
体を温めて生活の質を改善していきましょう。

 


痔に漢方

内痔核は、肛門内の歯状線と言われる所よりも奥に発生しますが、この部位は知覚神経が少ないために、痔核を生じても痛みは軽く、主な症状は排便時の出血や排便困難や痔核の脱出や違和感がある等となります。
漢方では、 出血を伴うような便秘(痔)、頭痛を伴うような便秘(痔)、なかなか排便しにくい高齢者でも使えるような漢方で緩やかな排便を促していきます。また、痔による痛みや肛門の裂傷に使う軟膏もあります。
東洋医学ではこの状態を於血(おけつ)がたまっているといい、体の中の血のめぐりが悪くなると痔が生じやすくなります。
『氣、血、水』の流れを良くして行くことで、排便をズムースに行うことが出来るようになります。

 


口内炎に漢方

口内炎とは再発性アフタをさすことが多くありますが、西洋医学的には明確な原因は不明とされています。
 胃が弱っているとき
 食事やアルコールにより胃が荒れたとき
 ヘルペスウイルスにより口内炎になったとき
 医薬品等で胃が弱っているとき
 
放射線治療により胃が荒れたときなど
様々な状況で発生してしまいます。

こんな時こそ漢方が効果的!!
うがいをしながら特定の漢方を服用すると、なかなか痛みが消えなかった口内炎が、数日で綺麗さっぱりなくなってしまいます。免疫が弱ってしまっている時や口内環境が良くない時ほどに発症しやすいようです。
お困りの方は一度ご相談ください。

 


腹痛に漢方

腹痛にも種類が色々あります
 急激な腹痛や、慢性的に腹部が冷えたときに来る痛みなど。緊急を要するような腹痛は、臓器の損傷等が疑われるので、急いで救急病院に行かないといけません。
 調べても何も異常がないのに腹部が痛むときなどには、お腹が冷えている可能性があるので、温める漢方がお勧めです。
 いきなり来るような痛みには、緊張をとるような漢方を。
 ストレスで体が冷えて上腹部が張るような場合であれば、ストレスを抑える漢方などで腹痛が軽減する事もあります。
 腹部の冷えで数年間痛み続けている様な腹痛や下痢には非常によく効きます。

日頃の食生活、格好が関係しているかもしれません。一度ご相談ください。

 


腰痛に漢方

腰痛は、日頃皆さんが整形外科や整骨院、鍼灸院にお世話になっている症状の一つだろうと思います。
腰痛には・・・
 ぎっくり腰
 腰椎の変形による腰痛
 腰椎椎間板ヘルニア  などが多いですが、中には、
 腰、子宮、大腸などの腫瘍からの腰痛
もあります。マッサージや電気治療、鍼施術でなかなか変化しない場合は、早めに一度病院に出向き、CTやMRIなどで診てもらう事をお勧めします。
何も問題がなければ、鍼灸施術や漢方治療が腰痛にはよく効きます。

当院では、夏場6月ぐらいから腰痛を訴えて来院される患者様が多く、大体が冷えている方が多いです。
冷房、氷の入ったジュース、夏野菜、冷えたビールなどを毎日摂取し、夜にもエアコンを当然入れて腰が布団から出ている方が、朝起きて、「ん?」「痛たたたっ!!」と言われ、来院されるケースが増えています。

そんな方には・・・
温めてあげたり
食養生
お灸で改善します。

しかし、帰ったらまた冷たい飲み物をがぶがぶ飲んだり、夜にはおいしいビールが習慣の様になっているようでは、なかなか冷えは改善しません。

そんな方には、漢方がお勧め!!
体の中の余分な水分を排泄させ、温める漢方を服用すると徐々に体質は変化し、長年の腰痛は軽減していきます。
なかなか変化しずらい腰痛があれば、是非一度ご相談ください。

 


 神経痛に漢方

神経痛は腰痛が悪化したり、ヘルニアが進行したり、冷えたりすると、足や太ももの裏が張ったようになり、靴を履くのも困難、布団から起き上がるのも大変になります。すぐ治まればいいのですが1週間も2週間も続いたら精神的に不安になります。

ぎっくり腰だと思っていたのに、検査したら何もないと言われ、痛み止めを病院でもらい、飲んだり貼ったりしても変化がない。

そういう方には、やはり冷えが関係しています。
いくら骨には異常がなくても、体が冷えていると痛みが増してしまいます。
漢方には、そんな辛い神経痛を治すお薬があります。
なかなか治らない神経痛があれば、是非一度ご相談ください。

 


抗がん剤の副作用に使う漢方

治療例)
『初期の乳がん発覚により、手術後抗がん剤を使う。』
そんな患者様が足のしびれを訴え当院を来院されました。
手足は冷え、お腹も冷たい。
そして足のしびれに効く体を温める漢方を自宅に配置させていただき、1カ月後訪問した際には、『痺れはあるが 何だかましな気がする』と言われ、さらに1カ月漢方を続けられた結果、2か月後には『足の痺れはほぼなくなった』と言われました。その後も漢方継続中。抗がん剤の副作用でお悩みの方は、ご相談ください。